武蔵野中学校高等学校校長_日野田 直彦_勉強会報告

<勉強会概要>

名称:『やる気を触発するマインドセット』
講師:日野田 直彦
日時:’23 3/13(月)@衆議院第二議員会館

<勉強会の様子>

日野田様からは、日野田様ご自身の経験について伺いました。大阪府立箕面高校で、史上最年少の校長となり、偏差値50の学校の中で改革を行い、最終的に、ミネルバ大学などアメリカトップ50の大学合格者を出すまで至った生徒だけでなく、学校全体のモチベートをどのようにして行っていったのか伺いました。現在の教育方法や制度を所与として受け入れず、どうすれば主体的に学びに参加できるのか、生徒個人の状況を現場で観察された上で行動変容を見事引き起こすことに成功された方でした。若新様が鯖江市で行ったJK課のプロジェクトのお話と少し通じる部分があったと感じました。

参加したGEILerからはその話だけでは留まらず、質問の時間では、校長時代の話だけでなく幼少期や高校時代にはどのように過ごしていたのかを伺ったり、エンジニア時代のお話を伺ったりしました。また、Spring GEIL 2023 の優勝景品として、日野田様のご自著を頂戴しました。

Spring GEIL 2023 の景品として頂いたご著書:https://www.amazon.co.jp/東大よりも世界に近い学校-日野田直彦/dp/481328597X

若新様の勉強会NEW:若新雄純さんとの勉強会報告

若新様の鯖江市でのJK課プロジェクト:鯖江市役所JK課プロジェクト

<GEILスタッフの感想>

純粋に話が面白いと思った。人を巻き込む話し方ができる方は尊敬する。ずっと日本で教育を受けたが、元来自由人で、変わっている、日本の子らしくないと言われ続けたから、たとえ今より白い目で見られるとしても海外に身を置いてみたいと感じた。その中には日本の偏差値序列で上へ上へとだけ考えてきた自分を真っ向から否定してほしいという気持ちもある。私は年功序列型の体育会系部活は結構性に合っていて好きだし、精神が鍛えられたと思っているから、海外のものはいろいろ体験できてチームビルディングを学べるというのは面白そうではあるものの、日本の部活文化に否定的にはなれない。一方でその他の点については意外と共感することが多かった。どう社会に貢献できるか、最近考えることが多いから、考えることが無駄でないと知れてよかった。どう認識されたいか、覚えられたいか、は考えたことがなかったが、自分の場合は人によると思った。(一橋大学経済学部)

 どのお話も興味深かったのですが、その中でも特に、私は「選択が得意な日本人は多いが、決断が得意な日本人はいない」という言葉が印象に残りました。なぜなら、現在自分で決断を下すべき課題がありながらも、決断によって伴う責任を感じ、色々な人に相談しては決めきれないままでいた点があるからです。メインでお話されていた部分ではありませんでしたが、まさに自分が抱えていた課題と重なり、はっとしました。

 正直なところ、自分ごととして捉えられず疑問に思ってしまう部分もありました。それは、私がこれまで失敗を恐れて安全な道を選択したり、今まで築いてきた人との繋がりに身を委ねることをためらったりしてきた面があるからだと思います。こうして日野田さんやGEILの仲間、西田さんなど、様々な方と繋がれたからには、自分の中に新たな価値観を取り入れ、それを行動に移すべきだと強く感じました。現場に立ち、文字通り血の滲む努力をされてきた日野田様の言葉の本質を理解できる時が、私にもやがて来れば良いなと思いました。
自分の中でマインドセットが必要だと感じた時には、今回のことを振り返りたいと思います。改めて、経験に基づく様々なお話をしていただき、ありがとうございました。(上智大学法学部1年)

 本当に刺激を受け、また気持ちが明るくなりました。感じたことは沢山ありますが、まず1人の講演でここまで人の気持ちを動かせることに感動しました。日本人だからかもしれませんが、私たちは無意識のうちに有名な大学、有名な企業など団体の力に頼りがちだと思います。それはそこに行けば刺激を受けて高みを目指せるというのも理由にあると思います。ですが、その時点で、刺激を受けるという受身姿勢が前提になっていることに気付かされました。子どもの意見は基本的に聞いてもらえない、その環境が肩書きがなくても個人で、人をinspireできる可能性を見失うきっかけになるのかなと感じました。
 その関連で、アメリカでは上の人が寛容に下の意見を聞くと言うお話がありましたが、組織がうまく機能するにはだれの意見でも謙虚に耳を傾ける寛容な姿勢がとても大事だなと感じました。
“普通”にとらわれずに人を驚かせて心を動かせるように全力で自分の信念を貫きたいと思います。

早稲田大学法学部1年

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