日立製作所_高本真樹_勉強会報告

<勉強会概要>

名称:『組織マネジメント』
講師:高本真樹
日時:’23 3/13(月)@衆議院第二議員会館

<勉強会の様子>

高本様からは、組織マネジメントについてお話いただきました。国内外のべ10万人をこえる大企業日立ホールディングスで人事総務本部長などを歴任してきた高本さん自身の職場での経験をもとにGEILのメインコンテスト「学生のための政策立案コンテスト」を成功させるためにはぶつけ合うこと、議論しあうことが重要だということ、またそのために知っておくべきことを学びました。多数決で物事を決めるのではなく、全員が腹落ちするまで議論することの大切さを再認識しました。学生であるからこそ、時間を惜しまず、納得の行くまで議論することは、若新様も高本様もおっしゃる通り、非常に大切だと感じました。

『裸の男』という動画からリーダーシップだけでなく、フォロワーの存在の大切さを伺ったり、お互いに気揉みすることなく議論するためには心理的安全性を確保することが重要だということをエドモンドソンの『恐れのない組織――「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』という本から抜粋してお話しいただきました。

<GEILスタッフの感想>

高本さんのお話で、組織の中で全員を巻き込むお話がありました。会社の中であれば仕事の優先順位は人によって同程度だと思いますが、学生団体では人によってバイトや他サークルとの兼ね合いもあるため、そもそもこの団体に関わる時間をあまりとらない人を巻き込むために仕事などやることをお願いする必要があると思います。ですが、そのことが負担になって、組織を嫌いになってしまわないかが懸念でした。組織から自ら離れていく人に労力をかけるべきかも疑問に感じ、いる人だけで何とか回せばいいとも思うこともありました。今回フォロアーの大切さのお話がありましたが、仕事を頼む前にまず話し合う時間を作って、自分がやっていることを面白そうということや、この人の助けになりたいなと思わせ必要があるのかなと感じ、そのことに時間を使う価値は十分にあると考え直しました。リーダーにはなれなくてもフォロアーにはなれる上、その存在がムーブメントを起こすという考え方、とても勇気をもらいました。ありがとうございました。(早稲田大学法学部1年)

GEILは学生団体で、企業ではないので、みんなあくまでやりたくてやってる組織なのでコミットを強いることが出来ず、組織運営上そこが難しいところだと思っています。今回お話に出てきた心理的安全性については自分でも調べていましたが、今回のお話の中でそれは健全な緊張感とセットでなければ引き締まらないと感じました。また、最初のフォロワーの大切さは、リーダーがどうあるべきかという議論から全ての人にチームを動かせるという考え方への転換を助けてくれました。そして面白くない仕事でも進んでやるべき、必ず役に立つから、というお話がありましたが、これはGEILを通して自分も学んでいたことで、大変共感したところです。自分は局長ではないですが、自分の事としてGEILを良くするために頑張っていきたいと思います。(東京大学文科二類1年)

自分達がやろうとしていることを本気で楽しむために、周囲の人を巻き込めていなかったことに気づき愕然とした。組織内でマネジメントを直接的に行う立場ではないが、人の意見に耳を傾け、GEILという団体にかかわる人のためにいい仕事をしなければいけないことを大切にしないといけないと再認識した。(一橋大学法学部1年)

途中から聞いていたが、リーダーが、周りを残さず巻き込む、また意見を聞くのが大切とあり、確かにそれが達成されるのが理想である。一方で、姿を現さない人含め1人1人と積極的にコンタクトを取るにあたって、会社ではない学生団体という組織にあって、モチベーションを保つには、楽しいという感情や、長期的な自己成長につながるという確信が必要だと思う。そうするとなぜGEILなのか、という原点に立ち返りそうだと感じた。
自分は1人目のフォロワー、2人目のフォロワーになることは割と得意だがリーダーとしての役回りは苦手だと思った。しかしこれからリーダーにならざるを得ないことは往々にしてあるし、今からでも遅くないと思って、個々の構成員に合った接し方を模索したい。日野田様と同じことをおっしゃっていることが多いのが後から印象に残ったが、何よりその分人生の先輩から教訓を得られたということだと思う。(一橋大学経済学部1年)

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