若新雄純さんとの勉強会報告

<勉強会概要>

名称:「人への寄り添い方を学ぶ」勉強会
講師:若新雄純さん

慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科で特任准教授を務められ、先日勉強会で講師をしてくださった平石直之さんが司会進行役を務められている「ABEMA Prime」をはじめとしたテレビ番組などにも出演されている若新雄純さんをお招きし、「人への寄り添い方を学ぶ」と題して勉強会を行いました。

<参加したGEILメンバーの感想>

 この度はお忙しい中お越しくださりありがとうございました。テレビ朝日の情報番組でよく拝見しているので、お会いできて非常に嬉しかったです。若新さんのお話は、私の経験をぴったりと言語化してくれたようでした。中高時代は賢い人たちに囲まれていて、それはそれで楽しかったのですが、大学に入ってからは周りに感覚派の人の方が多くなりました。そして、そのような友人たちが小さくても面白いことを次々と実現させていくのを見て、理論が一番大事と思っていた考えが覆されました。ですので、若新さんのお話を実感を持って聞くことが出来ました。
ちなみに私はゼミでドキュメンタリーを撮るのですが、そこでも人×人による化学反応に気付けることが重要になってくるので、まずは日々の人間観察をしてみようと思います。

上智大学文学部1年

 今回は、私たちのために貴重なお時間を割いてくださり、誠にありがとうございました。
 GEILのコンテスト運営に限らず、日常生活におけるコミュニケーションにも通じる話が多く、終始具体的な場面を想像しながら、興味深く拝聴しました。
 私は、日頃のコミュニケーションの中で、些細な言葉の言い回しや受け答えが気になることが多く、登場人物の些細な心情の変化を描写した小説を読むことも好きでした。一方で、その些細な部分に何かしらのとっかかりを感じたからと言って、その正体が何か、何によるものかはわからず、もどかしさを感じることもありました。
 ですが、今回、言語化されることが少ない切り口から、若新さんのわかりやすく言語化された説明を聞くことで、今まで霞んで見えていたものが少し明らかになったような気がしました。特に、「感情↔︎理屈」と「創造↔︎模倣」によって表されたグラフによる説明では、「エリート」や「カリスマ」がそのように呼ばれることに納得がいきました。「理屈かつ模倣」から「理屈かつ創造」には直接的に辿り着けるのではなく、「感情」の部分を経由するというお話も印象に残りました。
 全体を通して、モヤモヤした部分が言語化されることで様々な気づきを得られたと同時に、言語化には抽象化する要素も含まれることを改めて感じました。演技に関するお話でもあったように、人々が日々抱く感情は、必ずしも体系的で再現可能なものではないと思います。個人的には、自分自身について考えている様々なことが「自意識過剰」という一言で片付けられることに、やるせなさのようなものを感じていました。
 これを議論のサポートに置き換えて考えると、些細なやりとりに含まれる背景が言語化されることで、新たな気づきを得られると同時に、それによって切り落とされてしまう何かがあるような気がしました。この部分に、コミュニケーションの難しさを感じました。
 今回お話いただいたような内容は、すぐに理解できるものではなく、時間をかけたとしても完全に理解できる状態になることは難しいと思います。だからと言って、ぼんやりとやり過ごすばかりにならず、コミュニケーションそのものと向き合うための視点は持ち続けていきたいと感じました。

上智大学法学部1年

貴重なお話、ありがとうございました。
ファシリテーションの役割について考えが深まる機会となりました。
はっきりとしないものがあると、不安だったり恐れたりするため、だからこそ話していたことや話の流れを言葉で表してもらうととても安心すると思います。その役目をするのがファシリテーションだと思っていましたが、コミュニケーションは掴みどころがなく、言葉で表すのは難しいという話が印象的でした。溢れ出るコミュニケーション、というワードは初めて聞いたもので、とても新鮮でしたが、参考に上げてくださった動画のような状況を台本では表せないように、コミュニケーションがいかに場の流れに委ねられているかについて、日常的に実感する機会は多いと感じました。議論設計をする際も、細かい議論内容を詰めるよりも、場の流れを感じとることが重要だと感じました。

早稲田大学法学部1年

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「若新雄純さんとの勉強会報告」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 武蔵野中学校高等学校校長_日野田 直彦_勉強会報告 | 学生団体GEIL

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