城西国際大学大学院研究科長_鈴木崇弘_勉強会報告

<勉強会概要>

名称:『OISTから見る日本の大学の研究体制』
講師:鈴木崇弘
日時:’23 2/17(金)@zoom

<勉強会の様子>

沖縄県にあるOIST(沖縄科学技術大学院大学)のお話をもとに日本の研究環境の抱える問題点や、改善点についてお話いただきました。OISTは教員・スタッフ・学生に外国人や女性が多く、多様性に富んでいるだけでなく、社会実験的な取り組みや研究と合わせたスタートアップ事業も行うなど興味が湧く大学です。(図参照)

実際にOISTで滞在研究を行った鈴木先生から集まる研究者や研究環境の充実だけでなく、研究者が研究に専念できる環境を整える工夫や体制が確立されているということを伺いました。

<GEILスタッフの感想>

理系ですが、勉強会を設計していただき、勉強していく中でOISTという大学院大学のことを知りました。早稲田大学理系に属しているので院進する想定でしたが自分が専攻する研究分野で活躍している教授がいらっしゃればぜひ素敵な環境だったので検討したいと思いました。(早稲田大学基幹理工学部1年)

ひとつの成功例をモデルケースにするべきではない、という旨の話が印象的だった。OISTは日本の大学のこれからを構想する上で重要だと思うが、一方でお話にあったように社会との断絶によるよくない点もあるのは確か。OISTとはまた違う革新的な大学像を構想するのも面白そう。(東京大学教養学部1年)

今回勉強会に参加する上で、前もって予習するにあたって、東京大学の博士課程の学生の外国人率、女性率を調べた。OISTの特徴的な部分を日本の一般的に優秀とされている大学の同じところと比較対象しておいたこともあって、OISTの特異点を見出すことができて大変勉強になった。(一橋大学法学部1年)

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