テレビ朝日アナウンサーの平石直之さんの勉強会報告(2/21)

<勉強会概要>

名称:「ファシリテーションの極意を学ぶ」勉強会
日時:2月21日 14:00~16:00
目的:GEILスタッフのファシリテーション力の向上

テレビ朝日アナウンサーであり、「変わる報道番組ABEMA Prime」でMCを担当している平石直之さんにファシリテーションに関する勉強会を開いていただきました。様々な報道番組でアナウンサーとして活躍され、現在ではABEMA Primeで相対する意見が飛び交う中で非常にレベルの高いファシリテーションを日々行なっている平石さんの経験に裏付けられたお話からは、ファシリテーションに本当に必要な能力・準備など多くを学ばせていただきました。

・勉強会の流れ
14:00~14:30 平石さんからのご講演
14:30~15:00 質疑応答
15:00~15:30 GEILスタッフのファシリテーションのもとで模擬議論
15:30~16:00 平石さんのファシリテーションのもとで模擬議論

<勉強会の様子>

 平石さんのご講演では、「ファシリテーションはなぜ必要か」、「ファシリテーターに求められるもの」、「ファシリテーターが目指すもの」を具体例を交えながら詳しくご説明していただきました。
特に”ファシリテーションは準備が9割”を強調されていたのが印象的でした。
ご講演は30分でしたが、多くの学びを得られました。
その後の質疑応答では、多くのスタッフ、外部からの参加者が積極的に質問する様子が見られました。

 その後、模擬議論の中でGEILメンバーによるファシリテーションを平石さんに見ていただいた上でアドバイスをいただき、GEILメンバーの議論のファシリテーションを平石さんに行なっていただきました。
議論のテーマは「医療データを通じて健康な社会を達成するための施策」で、主に医療データの利活用と理想の健康な社会の定義について議論しました。
平石さんのファシリテーションを直接見られる貴重な機会となりました。

<参加したGEILメンバーの感想>

ファシリテーションの前に議論の内容を宣言しておくことと、実際に参加する人が安心できる環境を作り出すことが重要であることを再認識することができた。また、議論で参加者にしてもらうことを提示する際に、ハードルを徐々に下げていることが印象的だった。実際に会話する際にはそこまで気を配ることは難しいかもしれないが、議論をある程度設計するCCである以上は、細かく気を配るようにしたい。
実際に平石さんがCCの議論に参加してみると、テンポは速かったが、考えていたことを言うことはできた。また、課題文の中から話しやすいテーマを話題にしたり、参加者の発言に他の人のコメントを求めたりするなど、全員が関われるような取り組みをされていたのが印象的だった。CCの立ち回りを考える上で非常に参考になった。(
一橋大学法学部1年)



本日はご講演、ご指導ありがとうございました。日常的に何かを決定するにあたり、ファシリテーションは議論を進める役割だという何となくの認識しかなかったのですが、参加者の精神面を意識した平石さんのファシリテーションに感銘を受けました。気持ちを開けるという心の余裕を生み出すのもファシリテーションの重要な役割であるという考えから、どのように反応をすれば相手の気持ちを聞き出せるかというアドバイスはとても興味深かったです。日常的にファシリテーションが上手くなるためにできることの中で、平石さんが挙げていらっしゃった、常にファシリテーションがいるかを意識するということを明日から実践してみようと思います。(早稲田大学法学部1年)



前半の平石さんのお話と後半実際にCC的立ち回りを実演される様子を拝見して、ファシリテーターは話し合いにおいて唯一ブレない軸となる存在であるべきだと感じました。話し合いに参加者全員を引き込み、何かしらの意見や考えを聞き出してから、参加者同士でのクロストークが生まれるまでを圧倒的推進力を持って仕切られていたのは、流石と思わされました。参加者がそれぞれ話しやすいと思える様な環境・雰囲気づくりに始まり、言葉遣いから声のトーン、議論への適切な介入により参加者に立ち振る舞いにおけるお手本を見せる様にその場に居るというファシリテーターの役目を全うすることは、一見簡単であるかの様に思えていくつもの場数や練習を積んでこそ安定してこなせることなのだと思いました。目的の再提示や、参加者に対するリアクションなど、自分がファシリテーターの時に忘れてしまいがちなことが多くあると思ったので、次回機会があればそれらの点を気を付けて望もうと思います。(一橋大学社会学部1年)

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