2019年のテーマ
「多文化共生社会」
「多文化共生社会」
多文化共生社会、この言葉からあなたはどんな社会を思い浮かべますか。
国籍や民族の異なる人々が、社会に混じり合い、職場、家庭、学校など様々な場で活躍している光景を想像した人も多いのではないでしょうか。
しかし現実には、移民との共生を考える上で無視できないテーマがあふれています。労働問題、教育問題、福祉問題、人種差別、権利規定問題など様々な分野で移民が抱える問題が指摘されています。
現在、我が国では特定技能の創設を含む入管法の改正をきっかけに、外国人をめぐる諸問題に関する国民の注目度は今まで以上に高まっています。
そこに本質を捉えた議論がどれだけあったでしょうか。実際には日本人と移民の間では置かれた社会構造や法制度に大きな格差があります。このような状態では持続的な共生を実現することは難しいでしょう。しかし2018年末に外国人労働者の受け入れ拡大を決めた入管法改定の議論においても、国会でこうした問題はほとんど指摘されませんでした。
市民や自治体に生活者としての移民の受け入れを任せきりにするのではなく、根本的な格差に向き合い多文化共生を考えることこそが政府政策の役割であると考えています。
一度、グローバルに視点を広げてみると欧米をはじめ様々な国で移民の受け入れが社会的な分断を生むほどの大きな議論となっています。移民政策の未来は、日本の未来にも大きく繋がっています。
この夏、移民というテーマから日本の将来像を考えるコンテストに挑んでみませんか?
注)政府の方針や政策では海外から来日して日本で働く労働者を「外国人材」と呼んでいる。しかし彼らは国際的には「migrant worker」「migrant」と呼ばれる存在である。本テーマでは労働者に限らず在留外国人全体を考えることもあり、政府政策の説明では「外国人材」、その他の部分では国際的な基準に習い「移民」という用語を用いる。
多文化共生社会、この言葉からあなたはどんな社会を思い浮かべますか。
国籍や民族の異なる人々が、社会に混じり合い、職場、家庭、学校など様々な場で活躍している光景を想像した人も多いのではないでしょうか。
しかし現実には、移民との共生を考える上で無視できないテーマがあふれています。労働問題、教育問題、福祉問題、人種差別、権利規定問題など様々な分野で移民が抱える問題が指摘されています。
現在、我が国では特定技能の創設を含む入管法の改正をきっかけに、外国人をめぐる諸問題に関する国民の注目度は今まで以上に高まっています。
そこに本質を捉えた議論がどれだけあったでしょうか。実際には日本人と移民の間では置かれた社会構造や法制度に大きな格差があります。このような状態では持続的な共生を実現することは難しいでしょう。しかし2018年末に外国人労働者の受け入れ拡大を決めた入管法改定の議論においても、国会でこうした問題はほとんど指摘されませんでした。
市民や自治体に生活者としての移民の受け入れを任せきりにするのではなく、根本的な格差に向き合い多文化共生を考えることこそが政府政策の役割であると考えています。
一度、グローバルに視点を広げてみると欧米をはじめ様々な国で移民の受け入れが社会的な分断を生むほどの大きな議論となっています。移民政策の未来は、日本の未来にも大きく繋がっています。
この夏、移民というテーマから日本の将来像を考えるコンテストに挑んでみませんか?
注)政府の方針や政策では海外から来日して日本で働く労働者を「外国人材」と呼んでいる。しかし彼らは国際的には「migrant worker」「migrant」と呼ばれる存在である。本テーマでは労働者に限らず在留外国人全体を考えることもあり、政府政策の説明では「外国人材」、その他の部分では国際的な基準に習い「移民」という用語を用いる。