今回お話を伺ったのは、昨年夏に開催された「学生のための政策立案コンテスト2018」に参加して下さった藤田さんです。
先日開催された過去参加者限定イベント「Winter GEIL2019」にも参加していただきました。
藤田さんから見たGEILのコンテストの魅力とは。

―本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

―自己紹介をお願いします

東京大学前期教養学部文科二類1年の藤田健司です。

―なぜ夏のコンテストに参加されたのですか?

元々政策に興味はなく、瀧本ゼミという自主ゼミナールの企業分析パートに所属していました。夏は大学のキャンパスでビラをみて7泊8日の政策立案コンテストというものを知り面白そうだなと思って応募しました。
※瀧本ゼミ企業分析パート:東京瀧本ゼミは瀧本哲史氏を顧問に迎え企業分析をツールとして、意思決定力を身に付ける自主ゼミです。(同Twitterアカウント より引用)

―政策に興味はなかったのに、ビラを見て夏のコンテストに参加して下さったのはどうしてですか?

それまでは基本「政府アレルギー」というか、「政治家?官僚?どうせお堅いことやってるんだろ。」というような考えがありました。でも、せっかく東大に入学したので、少しでもきちんと自分の目で真実を確かめる機会があればいいな、と思い応募しました。あとは単純に議論が楽しそうだなあと思ったのも理由の一つですかね。

―実際に参加してみて、どうでしたか?

もちろん、政策立案してみるなんて始めてだったのでその立案過程から新鮮で面白かったです。特に、GEIL特有の初めて会う人と色々と議論できる環境が自分にとっては好きでした。普段これほど一つのことに対して真剣にみんなで意見をぶつけて議論する環境なんてないので。
あと、官庁訪問などの実際に普段会えないような人に会いに行ったり、コンサルテーションなどで専門の人と話したりすることもできてコンテンツも充実していました。

―夏のコンテストを通して、何か変化はありましたか?

はい。政策立案そのものへの興味が深まり、瀧本ゼミの政策分析パートにも入りました。
※瀧本ゼミ政策分析パート:「世の中で知られていないが、実は重要である問題・有効である解決策」を分析し、社会での実行にまで移すインカレの自主ゼミナールです。(同HP より引用)

―2月に過去参加者限定で開催されたWinter GEILにて、再びGEILのコンテストに参加することになりましたね。普段のゼミのように立案するのとは違いますか?

違いますね。瀧本ゼミではチームで立案することはほとんどないのですが、GEILのコンテストは最初から4人1チームで立案しますので。

チームで議論しながら立案していると、自分が思ったこともないようなことを言われるところが面白いです。確かに複数人で一つの立案をしようと思うと合意をとりつつ進めていくのは難しいですが、他の人の視点や意見から新しい方向に派生することもあります。

特に今回参加したWinter GEILでは政策立案プロセスの違いが大きかったです。今回のイベントでは現地に行って核廃棄物再処理施設誘致における賛成派・反対派両住民の話を聞いたりしてそれを踏まえて立案をすることになりました。実際僕も住民対話前と後では政策の実現可能性やその是非に関する考えが大きく変わりました。

瀧本ゼミは普段エビデンスをベースにした政策立案(EBPM)を目指していますが、政策において現地の人の意見や考えを聞いてそれらを考慮することは大事だなと改めて思いました。

―参加しようか迷っている人に向けて、何か一言お願いします!

色々な人が集まって一つのことを続けていくということがやはり魅力ですね。同世代の人と面と向かって一つのことに関して議論を深め意見を交わせるのは貴重な経験になると思います。
ぜひ参加してみてください!

―ありがとうございました。藤田さんの今後のご活躍をお祈りしています。

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