今年のケーステーマ「災害」
災害大国、日本。我が国は地形、気象の特性上、世界的に見ても度重なる自然災害に苦しんできました。2024年1月1日に起きた「令和6年能登半島地震」は、東日本大震災の恐怖を思い出させ、我々に今いちど防災対策や共助、公助の在り方について再考の余地を与えています。そして、災害は地震だけではありません。台風、火山の噴火など、我が国が憂慮すべき災害は多岐にわたります。災害が激甚化していると言われる昨今、我が国の文化、経済社会を守るための防災計画の策定は十分でしょうか。災害時の避難マニュアルは十分浸透しているでしょうか。復興に向けた取り組みは十分でしょうか。災害を考えるということはこれからの日本を考えるために不可欠な議論だと考えています。災害に対する我が国の向き合い方について、GEIL24はこの一年をかけて問い直していきます。