4月19日(土)・20日(日)の2日間にわたり、新歓イベントとして、2日間完結型の政策立案コンテスト「Pre GEIL 2025」を開催しました。
今回のイベントには、政策立案をしたことがない34人の参加者が集まり、初対面同士で9チームに分かれて政策立案に取り組みました。
今回は
「地方への誘客を促進しつつ、観光客による消費を効率的に地域経済の発展へ寄与させる政策を立案せよ」
というミッションが与えられ、各チームが2日間かけてアイデアを練り上げました。
コンテストの冒頭では、復興庁の和田様をお招きし、基調講演を行っていただきました。和田様からは、東日本大震災および福島第一原発事故後の復興に関するお話を、観光という切り口から伺い、政策を考えるうえで多くの示唆をいただきました。


政策立案のプロセスでは、「政策」という普段なじみのないテーマに対して、参加者たちは地方の現状や課題を自ら調べながら、困難に直面しつつも真剣に議論を重ねていきました。初対面の仲間たちと協力し合いながら課題に向き合い、チームとして一丸となって取り組む姿が印象的でした。
発表の場では、現役官僚の方々3名に講評員としてお越しいただき、各チームが立案した政策をプレゼンテーションしました。普段お会いすることのできないの社会人の方やほかのチームの大勢の参加者の前での発表ということで、参加者たちは緊張していたと思いますが、それぞれがこの2日間で積み上げてきた成果をしっかりと伝えてくれました。
発表後には審査員の方からチームごとに講評をいただき、参加者にとって貴重な学びの機会となったと思います。

投稿者自身は、チーム内で議論を補助する「Case Checker(CC)」という役割を担当しました。新入生が多い中で、参加者たちが初対面にも関わらず本気で議論を交わし、次第にチームとしての絆が生まれていく様子を間近で見ることができ、とても感動しました。最後に「やり切った」と言って、疲れながらも満足そうな表情を浮かべる参加者の姿を見て、これまで準備してきて本当によかったと心から思いました。
このコンテストをきっかけに、参加してくださった皆さんが少しでも社会課題への関心を深めてくれていたら嬉しく思います。コンテスト終了後、そんな思いを胸に、2日間を振り返りました。