【第25回 学生のための政策立案コンテスト 】学校法人立命館 総長・立命館大学 学長 仲谷善雄様より応援のお言葉をいただきました。

 今年の8/27(日)から9/3(日)にかけて開催される、第25回 学生のための政策立案コンテストに先立ち、学校法人立命館 総長・立命館大学 学長 仲谷善雄様に応援のお言葉を頂きました。

「学生のための政策立案コンテスト(GEIL)2023」に参加される学生の皆さん、充実した日々を送っておられることと思います。高い問題意識を持ち、専門的な知識を学習し、様々な知的技能も習得されているかもしれません。そのような皆さんにお願いしたいことがあります。世の中は広い、複雑で、多様で、ややこしくて、面倒なことが多くて、予想もしなかったことも起こる。それらを単純化することだけはしないでください。割り切ることはしないでください。見たこと、聞いたこと、感じたことを、そのまま受けとめ、複雑なままの世界、ややこしいままの世界、予想できない世界と、ぜひ向き合ってください。途方に暮れて呆然とするかもしれません。苦しくて逃げ出したくなるかもしれません。怖くて足がすくむかもしれません。でも、政策はきれいごとではないのです。ひとりひとり、この世界で生きている人たちのためのものです。その人たちに、その人たちの心に、届かなければなりません。響かなければなりません。皆さんがどれだけ悩んだか、苦しんだか、怖かったか、その経験が、その結果が、政策に反映されるはずです。提言、楽しみにしています。

仲谷善雄様

1958年生まれ。1981年大阪大学人間科学部卒業。1989年神戸大学で学術博士を取得。三菱電機入社後、スタンフォード大学で客員研究員として研究留学。2004年立命館大学情報理工学部教授として着任後、同学部長、学校法人立命館副総長・立命館大学副学長・学校法人立命館最高情報責任者などを経て、2019年より学校法人立命館総長・立命館大学長。研究テーマは認知工学、人工知能(AI)、ヒューマンインタフェース、思い出工学。

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