「GEILを通して考えた政策との関わり方」GEIL2015OB堀俊太郎さんインタビュー

政治や政策にGEIL加入前から関心のあった、GEIL2015副代表の堀俊太郎さん。GEILを通して考えた、政策との関わり方とは。

Q.よろしくおねがいします。

堀俊太郎と申します。GEIL2015では副代表を務めておりました。現在は厚生労働省に勤めています。

Q.GEILに入る前は政治や政策に興味ありましたか?

ありました。官僚や政策だけではなく、広く政治に対して興味がありました。高校生の時の自由研究のような授業で、政策を関係者にヒアリングし、レポートにまとめることもありました。政策とは、社会に与える影響が大きく、ビジネスだけでは回らない部分を補完することで社会をあるべき姿にできるものである、と捉えていました。
そんな中東大に入学し、政策を扱うような団体に所属したいと考えていたところ、当時高校の先輩が代表を務めていたGEILの存在を知り、入ることにしました。

Q.実際に入ってみてGEILをどう感じましたか?

新歓期には、他の政策系サークルと比べ多様な人が集まっているなという印象を受けました。
また入会後は、ゼミのようにひたすら政策について勉強するだけでなく、イベントを作り上げていくという点にエネルギッシュさを感じました。いろいろな人が一つの目標に向かって頑張っていく、というところに惹かれていきました。

Q.一年目のコンテストが(注1)終わった後何を感じ、自分たちの代のコンテストではどのようにしたいと思いましたか?

基調講演などで著名な社会人の方がコンテストの開催に協力してくださる点や、80人の学生が7泊かけて政策を創り上げる点など、スケールの大きさを改めて実感しました。また、立案した政策自体も、既存の政策を勉強し、実効性や実現可能性を考慮しており、やりがいを感じました。
当時のコンテストは参加学生に対する政策立案の機会提供を主な目的としており、確かにその部分がGEILの活動の核ではあると思いますが、全国から学生を集めて社会課題を議論する貴重な機会なので、自分たちの代では政策という形で表れた学生の意見を社会に発信していくというところまで踏み込みたいと思いました。

Q.実際にそのために何をしていましたか?

学生の意見を発信し、社会に活かすためには、政策を実際に決定する政治家に参画してもらうことが必要だと考え、政治家への繋がりを強めようと活動しました。政党の学生部の集まりや他の政治系の団体のイベントにも足を運びました。その結果3月頃に開催したSpring GEIL(注2)では野田佳彦前首相にお越しいただき、当時扱っていた政策テーマである「税と社会保障」の問題についてご講演いただきました。

Q.迎えた2年目の夏のコンテストはどうでしたか??

学生への政策立案に取り組む機会を提供すること、そしてコンテストや政策案を社会発信することという目的を実現するため、一つの代として力を合わせて1年間頑張り、できる限りのことはやったと思います。
コンテストの最終日には、全チームの中の優秀政策案を、自民党の河野太郎議員、民主党(当時)の細野豪志議員・公明党の石井啓一議員、維新の党(当時)の柿沢未途議員といった政党の政調会長レベルの政治家に見ていただき、議論を交わしました。またその様子をコンテスト参加学生だけではなく一般の人にも見に来てもらえましたし、取材に来たメディアを通してより多くの人に見てもらえました。
他にも、コンサルテーション(注3)では第一線で政策立案をしている官僚その他有識者の方々に政策案を見てもらえましたし、ヒアリング(注4)では医療・介護サービスに未来志向で取り組んでいる方々に話を聞くことができました。

Q.GEILを通してご自身ではどのような学びが得られましたか?

政策に携わる様々な人の意見を聞けることが大きな価値だったと思っています。
官僚はもちろんのこと、現場で医療サービスを行っている人たちの話を聞けたり、政策を決定する政治家の人たちとお話ししたりできたことは大変勉強になりました。政策テーマに関係する幅広い人たち、それぞれの方にとって問題がどのように見えているのかを知ることができた事は最も大きな学びだったと思います。

Q.GEILが終わった後は何をしていましたか?

NPOでのインターンを2年間やっていました。
大学に入る前は政策に携わるのは国家公務員か政治家しかないかと思っていましたが、GEILに入ってその考えは変わりました。社会問題の解決の方法は一つではなく、霞が関が頑張るだけではなく、現場で社会課題の解決に取り組む人だったりだとか、政治家だったりとかの、歯車がかみ合わないと意味がないということに気づくことができました。だからこそ、官僚や政治家とは違う立場で社会問題解決に携わっている方々を理解するためにNPOでのインターンを2年やっていました。
最終的に、自分の関心のある社会保障の分野の課題解決という点では、現場で関わっている方の想いを汲んで、霞が関で頑張るのが自分の役割なのではないかと思いました。

Q.今振り返り、学生のうちに政策を学ぶ意義はあると思われますか?

社会の構造を学べるという点では意義は大きいと思います。
社会を構成している様々なアクターを知ることができます。特にGEILだと社会の第一線で社会問題解決に取り組んでいる社会人の方々からお話を伺えますし、活動の外でも自己紹介のときにGEILの活動のことを伝えて、普通はなかなか会話するのに臆するような人と話すことができるなど行動範囲を広げることができます。つまり、コミュニティが固定化してしまいがちな学生時代に、GEILであれば、いろいろな人たちが社会でどういう役割を持っているかということを幅広く勉強できると思います。そこから、自分がどのような役割を果たせば社会をより良くできるかを考えられるのは大きな価値なんじゃないでしょうか。

Q.GEIL入会を検討している新入生に一言お願いします。

GEILに集まる学生も、協力してくださる社会人の方々も志のある人が多いです。自分の志や目標を持つためにも、いろいろな分野の第一線で活躍されている社会人に出会えることは価値があります。GEILで色々な分野で活躍している人を見ることができるのは、自分の強みや特性を理解する上でも大きいのではないかと思います。

 

注1)GEILの任期は1年半です。多くのメンバーは1年目のコンテストを一つ上の代とともに経験した後、2年目のコンテストを主体的に創り上げていきます。

注2)Spring GEILとは、GEILが毎年春に開催している宿泊型の政策立案コンテストのことです。

注2)コンサルテーションとは、「学生のための政策立案コンテスト」内において、コンテスト期間の中盤に政策立案を実際にされている官僚の方を呼び、途中段階の政策案に対しフィードバックをしてもらうコンテンツです。

注3)ヒアリングとは、「学生のための政策立案コンテスト」内において、扱う社会問題の当事者や、先進的な取り組みをしている企業や団体の方、問題に精通されている学者の方などを呼び現場の声を聞くコンテンツです。

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