【第26回学生のための政策立案コンテスト】(国研)防災科学技術研究所理事長 寶馨様より応援のお言葉をいただきました。

今年の8/25(日)から9/1(日)にかけて開催される、第26回 学生のための政策立案コンテストに先立ち、(国研)防災科学技術研究所理事長 寶馨様に応援のお言葉を頂きました。

君は何をしたいか

 

地震・津波、火山噴火、台風、大雪、熱波などの自然災害事象(hazard)は防ぐことができません。hazard について何も知らなければ、知っていても何もしなければ、大きな被害を受けるでしょう。被害も含めた災害全体は disaster と言います。

災害リスク(disaster risk)は、次式で概念的に表現できます。

災害リスクDR = H×E×V

Hはhazard、Eはexposure(暴露)、V はvulnerability(脆弱性)です。Hはゼロにはできませんが、耐震補強、避難シェルター、ダムや堤防など、構造物による対策で軽減できます。Eを減らすには危険地域での立ち入りや居住を制限することが一つの方法です。Vを低減するのは、地域住民の気付きや備えです。様々な防災・減災の施策が考えられます。

 少子・超高齢社会、高度情報社会を生き抜かねばならない若人の皆さんは災害にどう対処しますか。有意義な「災害」政策コンテストになることを期待しています。

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