新潟大学白川展之准教授勉強会報告(2/17)

<勉強会の概要>

2/17(金)18:00〜19:30
新潟大学白川展之准教授 「日本の科学技術政策の現状について」
科学的思考とはどのようなものなのか、日本の技術が世界の変化についていけていない現状についてなど、GEILが今後科学に関する政策立案をする際に必要な知識や視点を得ることができた講演会でした。

<GEILメンバーの感想>

※あくまで個人の感想で、団体の意見を表明するものではありません。 

お時間いただき、貴重なお話ありがとうございました。 科学技術や専門的な知識が全くなく、質問することができませんでしたが、同時にそのことからもいかに自分の知識が文系分野に偏っているかを実感しました。 だからこそ、科学的思考が科学者とお話しするときにコミュニケーションツールになるというお話は印象的でした。文理融合型の試験や学部が増えてきている中で、従来の教育の文理の分け方をどう変えていくべきかを考えさせられました。(早稲田大学法学部1年 )

貴重なお話ありがとうございました。世界では社会や産業の変化に合わせて研究も変化しているのに対し、日本では変化への対応が遅く、実は「日本技術は世界の中でも強い」というのは神話である、というお話が印象的でした。確かに数十年前までは産業における技術が強く世界に誇れるものだったのでしょうが、今の時代ではもうそれは強みにならないことをもっと自覚するべきだと思いました。また、マスコミの報道による情報が5~7年遅れという話もとても重要だと思いました。私たちは現状分析のための調査をするときにやはり新聞記事やインターネット上の情報を主軸にしてしまう部分があるので、講演で教えて頂いたサイエンスマップや科学技術指標などの一次資料を基盤としたリサーチをしていくべきだなと思いました。(早稲田大学国際教養学部1年)

「論文数を研究する」という「研究の研究」の分野のことは考えたことがあまりなかったので新鮮な気持ちで聞かせていただきました。また、ニュートンの時代が帰納法で近代になって演繹法が使われるようになり、ビッグデータの時代の到来でまた帰納法に戻りつつあると言う話が一番印象的でした。私は文理融合型の情報系の学部に所属しているのですが、ビッグデータを活用して法則を見つけ出すというのは確かに帰納法に近いと感じます。(早稲田大学人間科学部1年 )

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