
それぞれ別の局に所属し、バックグラウンドもバラバラな2人の対談を記事にしました!
*写真撮影以外の対談はzoomで行いました。
Before GEIL
Before GEIL
中学・高校時代はどんな学生でしたか?
下防 あきちゃんすごいアクティブだよね、色々やってるんだね。マレーシア住んでいたんだね。
大岡 親の仕事で海外に住んでいた時期もあった。
下防 しかも、スポーツマンって感じだよね笑
大岡 走るのは好きだったな。今もサイクリング部入ってる〜下防はどんな中高生だった?
下防 小学校から大学まで近くのところ、近場で育ってきた。生活範囲が狭いっていうね。
大岡 委員会とかは何やってたの?
下防 中学は学級委員、それのさらに学年の委員長みたいなのもやってたね。クラスの長みたいなのをずっと流れでやってた。結構委員会とかが好き。
大岡 GEILの活動にも繋がってるのかもね。
下防 高校の文化祭の実行委員とかも運営チックだからね。GEILでもなんだかんだ運営やってるしね。そういうのが肌に合ってるのかなって最近は思ってる。

もともと政治には興味がありましたか?
下防 政治に惹かれたというより、社会問題ってワードに惹かれた。ニュースで政治家が話していることを興味津々で聞いてるわけではなく、人並み。社会問題について考えたいというきっかけでGEILを選んだ。官僚でも民間でも政治は少なからず関係してくると思う。どういう風に政策が作られているのか、政治が動いているのかは知っていて損はないかなと思った。
大岡 社会問題に興味を持ったきっかけとかはあったの?
下防 どっちかというと義務感みたいなものかな。そういう問題に対して目を背けて、自分が幸せに生きていければいいやっていう考えで生きていくのが嫌だった、エゴかもしれないけど、そういうことに対してもしっかり考えられる人になりたかった。
大岡 自然にという感じ?
下防 テレビのドキュメンタリーとか見てて、病気になっても病院に行けない、治療に行けないとか。一日何ドル以下で暮らしてるとか。自分だけ楽して生きてていいのかなっていうのは昔から漠然とした想いが常にあって。
大岡 私も昔からドキュメンタリー見るのは好きだった。政治は政経の授業をやったくらい。あとは、入試で小論文を書く練習で社説を読んだときに、ほぼ新聞読むの初めてだった。GEILに入った経緯にも繋がるけど、政策にはなんとなく興味はあった。環境問題の解決手段に自分がどう関わるか考えた時に、政策なら一番大きな変化を起こせるのかなとぼんやり感じていた。でも、公務員試験がここまで複雑だとも知らなかったし、そこまで強く考えていたわけではない。なんとなく政策というワードに興味があった。

下防 政策に興味があったんだね。僕は政策立案に惹かれたというよりかは社会問題に惹かれたかな。
大岡 下防はケース局にも入ってるけれど、自分の視線みたいなのは変わった?
下防 毎日探り探りやってる感じだから、正直どう変わったか分からないけど、政治への姿勢でいうと、テレビの見方は若干変わったかも。今までぼんやり見ていたのが、多少なりとも政策ってどう作るのかをGEILで知ったから。GEILの活動内でのヒアリング(ケーステーマに関しての専門家や現場で取り組みをされている企業の方、官僚やNPOの方などをお招きして問題意識やエピソード、見解を聞く勉強会。)で官僚の人の声、現場のリアルな話を聞いて、身近に感じられたのがのが大きいかも。やっぱり政治は自分たちの生活と遠く感じるから、そこで働いてる人の話を聞けたことで身近に感じた瞬間だった。
大岡 政治は身近にないと難しく感じるけれど、実際に話してみると優しい人が多いし、丁寧に教えてくれる人もいる。政治家志望の参加者さんも同じことを言っていた。
環境問題には興味がありましたか?
下防 海外での経験を踏まえて環境問題への関心が芽生えたってあるけど、どんな経験をしたの?
大岡 マレーシアに住んでいた時、ある日起きたら空が真っ白で外は臭かった。何かと思って調べたら、熱帯雨林を手早くパーム油のプランテーションにするために大規模な焼畑農業が行われていることが分かった。その煙が原因で学校が休みになったり体育も外禁止になったり。パーム油はシャンプーやチョコレートなどたくさんの商品の原料になっている。まさか、パーム油と熱帯雨林と自分の生活が繋がっているなんて思わなかった。自分はその問題を知っちゃったからやんなきゃなって。それが環境問題に興味を持ったきっかけ。
下防 パーム油、熱帯雨林って言葉も大学受験をした人は知ってると思うんだけど、実際に見たことがないから実感が薄い。環境が目の前で破壊されてるんだって感覚はやっぱりないから、体験してるのはめっちゃでかいなと思った。
大岡 遠足で熱帯雨林をトレッキングしたりもしたし、車で走っていても熱帯雨林がある。知らない問題は問題にならないんだなあっていうのを実感した。自分が苦しんだり、目の前に来ないと幾ら問題を考えてる人がいてもその問題が目の前に来ないし、そういう状況だからこそ、知った人がやっていくべきなのかなって感じたなあ。
下防 実際行ってみるっていうのはハードルが高いけど、少なくともそれを経験をしてる人の話を聞けるっていうのがGEILという場だなと思うな。
大岡 色んなバックグラウンドを持ってる人がいるよね。

GEILでの活動
GEILでの活動
GEILでどんなことをしていますか?
大岡 下防は運営でマニュアル(コンテストを円滑に進行させるための手引き。)書いたり、議事進行表(コンテスト当日の流れについて細かく書かれている。)書いたり、パソコンに向き合う仕事が多いイメージ。どんな時にやりがいを感じる?
下防 この時期に来るともはや仕事と化す。ルーティーンになってくる。始めて運営の仕事をした去年の6月や、夏のコンテスト時もそうだったけれど、上手くやりきった後の達成感が凄かったのね。ちゃんと出来た!っていう単純な達成感が凄かった。実際ねマニュアル、タイムテーブルとか各局との連絡は地味な仕事だけど、当日まさにコンテストを動かしてるっていう感覚が楽しかった。それがモチベーションになってるのかなと個人的にはそう思う。
大岡 運営がないとコンテストは出来ないよね。
下防 それぞれが別々の独立した仕事があって、その局でしか出来ない仕事があって、何処かの局が欠けるとGEILの価値がドーンと下がるなって最近めっちゃ思う。それぞれが重要だなって。あきちゃんは学生対応局で参加者と関わっているよね。コンテスト中、CS(ケアスタッフ)は政策立案以外の時間しかチームとの交流はないと思うんだけど、どんな感じで関わっているの?
大岡 休憩の時間に入ってストレッチしたり、色んな雑談をしたりしている。「来てくれてありがとう」と言ってくれる参加者さんや、個チャでメッセージもらうこともあって、そういうのが嬉しい!
下防 去年Pre GEIL 2020(5月に行われる新入生向けのコンテスト)で参加者として参加して、政策案発表の前はめっちゃ緊張してバクバクだったんだけどCSの人がメッセージをくれてそれだけで救われたというか単純に嬉しかった。
実際入ってみて、GEILはどうですか?
下防 最初はGM(週に一度、GEILのメンバー全員で会してミーティングを行っている。)に行くのも怖かった、単純に怖かった。自分で大丈夫なのかなって素朴な不安。でも大丈夫だった。
大岡 居心地がよくなるきっかけ何かあった?
下防 GMの雰囲気からかな。自分の思い描いていたGEILとは違ってお堅くなかったし、全体として和やかだった。なんか安心した。
大岡 あんまりGEILのイメージを持たずに入会したけど、先輩と話すと本当に良い人ばかり。あと、大学も今までの経験もそれぞれなのに、みんな同じ方向に向いてるのがすごいなあって。

下防 やってることは違うのに、皆向いてる方向は同じ。あんなに人数いるのに凄いよね。新歓説明会の座談会は知らない人と話す。座談会に参加するか、その前にzoomから退出するか悩んだけれど、参加してみてすごく優しい人たちだった。新歓説明の雰囲気は大きかった。
大岡 コロナの影響で大学の友達と交友を深めることは難しかったけれど、GEILはオンラインでも活発に活動していたから仲の良い友達もできた。
下防 オンラインでこんなに仲良くなってるのは感動する。単純に行動力がすごい。皆優しいし、穏やかだけど、信念がある。でも全然怖い人ではない。
GEILに入ってからの気づきはありますか?
下防 コミット具合を調整できるよね、色んな人が言ってるけど。めっちゃコミットしてる人がいるからこそGEILが成り立ってるんだけど、学校の勉強頑張りたい人も参加できるし、GMの議論の時だけいてもいいし。
大岡 ずっといなくても、やりたいことが出てきた時に賛同してくれる仲間がいるよね。自分自身の気づきとして、下で支えるっていうのが性に合ってるのかなと思った。CSの役割はCC(ケースチェッカーの略。)のヘルプ、参加者の様子見て連絡取ったりだとか。副局長は局長ではないから表立って話すことはないみたいに。
下防 「皆で集まって社会問題について考えるだけのインカレ」じゃない。色んな事が出来る場だよね。CCやってた人がCSやってもいいし、コンテスト動かすこともできるし。色々が経験出来て単純に飽きないんじゃないかな。

大岡 執行代になるまで局に所属せず色んな事ができるからね。逆に、執行代前に先輩の姿を見て、自分には無理だと思っていたことが、いざやってみるとできることに気がついたり。
下防 結構学校の方と両立するのが大変かな。これは言いたいけど、GEILは大学生だけで集まっているのではなく、社会人の話も聞けるというのが本当に恵まれてる。大学生だけでやってると、現場と離れる部分がどうしても出てくるけれど、実際に働いてる社会人の話を聞くと自分たちの活動の見通しが立ちもっと形あるものに見えてくる感じがするから、そういう社会人の話を聞けるのは貴重だなって思う。そこもGEILの大きな魅力だなあ。
After GEIL
After GEIL
これからチャレンジしたいことはありますか?
下防 3年で留学をする。それに向けて頑張ろうって感じ。
大岡 どこ行きたいとかあるの?
下防 オーストラリアとか暮らしやすそう、気候的にも人的にも。
大岡 どんなことやりたいの?
下防 勉強したいこととしては、国際協力とか国際開発とか昔から興味あって。あんまり日本にはないから、そういう勉強もしたいなって漠然と思ってる。
大岡 JICAで働きたいと言ってたよね。
下防 あきちゃんは?
大岡 留学は頭にはあって、ずっとアジアに住んできたからネイティブの人と話してみたいな。
下防 アジア圏の人とはどう話していたの?

大岡 マレーシア英語で話していた。人種が3つあるから英語がみんな違うし、英語は皆第2言語だからあんまりネイティブの人と話したことない。あと日本の地方に行きたくて。
下防 理由はある?
大岡 ずっと関東に住んできたから、お父さんは地方出身なんだけどあんまり関わりはなかった。地方での暮らしもいいなあって思うし。
下防 今は昔みたいに1つの会社でずっと働くみたいじゃないじゃん?その時その時の目標に合わせてやっていければいいのかなあって。
大岡 大学もさ4年間勉強して卒業するのもいいけど、1年くらいどっか行って農業したりするのもいいなぁ。
未来のGEILer
未来のGEILerへ
どんな人に入会を進めたいですか?
大岡 毎年ケーステーマは絞って決めてるけどそこまで興味ないなって人もやってるうちに興味を持つかもしれないし、執行代になって自分の興味あるテーマをやるかもしれない。あと最近GEILでは様々な社会問題について扱ってたりするからピッタリ当てはまらなくても入ってみて欲しいなって思う。色んな刺激を受けるから。
下防 そうねえ。俺は1年やってみてって感じだけど、コンテストの運営に興味がある、社会問題に興味がある、とか入る理由が色々あると思うけど、やっぱり社会問題を扱う団体として社会問題に関心があるのは前提かな。関心がないと絶対やっていけないわけではないんだけど、GEIL入ってから皆の向かう方向とちょっと自分がズレてる気がしちゃう可能性も無くはないから、気持ちの中に社会問題の解決とか、そういうのやりたいんだよっていうのは持ってた方がGEILの活動が楽しいんじゃないかな。長く活動していけると思う。逆に言えばそういう気持ちがある人は入って間違いないと思うから入ってみて欲しいですね。

大岡 勉強したい人にはピッタリだと思う。
下防 GEILに入ったのは社会問題に興味があったのと、プラス人が目的でもあったから。色んなバックグラウンド持ってる人と会って自分が色んな刺激を受けたいっていうのがきっかけの一つだった。色んな大学の色んな人と出会いたいって気持ち持ってる人には是非って感じかな。
大岡 私も最初は「インカレ」ってところからGEILを見つけた
新入生に一言お願いします
下防 色んな人に勧められる団体ではあるよね、是非来てください。
下防 堅くなる必要はない。皆優しいから。全然問題ないっすよね。
大岡 怖いと思ってた人に言われると安心する笑 まずGEILerと話してみて雰囲気を知ってもらって入って貰えたらいいなあ。
下防 HPとかTwitter見てるだけだと分からないよね。話してみないと分からないよね。
大岡 Pre GEIL 2020も参加したけど、入会を悩んでいて少し後から入った。オンラインでの活動がメインではあったけれど、入って良かったって思った。2回目のGMのちょっと前くらいに入った。悩んでた期間はあったけどzoomでも入って良かったって思ったし。そんなに心配はいらないかな。
下防 気楽な気持ちで来てくださいね!
2人の個別インタビューもぜひご覧ください!