8月25日から9月1日の間、国立オリンピック記念青少年総合センターに全国から80名の大学生が集結し、「健康の社会的決定要因に注目し、日本社会における健康状態の格差を30年後までに是正する政策を立案せよ。」というMissionに向き合い続けた。一人ひとりが日本を変え得る政策を作ろうと議論を積み重ねた8日間。

Day1 -8日間向き合う健康格差の問題に気づく


初対面のチームメンバー。健康格差という社会課題。どちらにも初めましての挨拶をすることから8日間は始まりました。基調講演では普段は聞くことのできない有名な教授から健康格差問題についての概観を捉えたお話を聞きました。

Day2 -政策に取り入れる現状を聴く


朝から政策立案を行い、お昼を挟んで健康格差に夫々の立場から取り組んでおられる社会人の方をお招きしてヒアリングを行いました。コーヒーブレイクでは飲み物を片手にほっと一息。多様な学生と「将来の夢」と「出身地」をテーマに語り合いました。

Day3 -政策が生み出される現場に出向く

80名の学生がスーツを着て厚生労働省・経済産業省・内閣府を訪問。現役の官僚の方からお話を伺い、丁寧な質疑応答も行わせていただきました。その足で普段は入ることのできない議員会館へ。自治体やNPO法人、民間企業など、様々な立場から健康格差対策に取り組まれている社会人の方々をお招きし、ヒアリングを行いました。

Day4 -翌日のコンサルテーションに向けての戦略策定


実に11時間にも渡って政策立案を行いました。翌日に控える政策コンサルテーションに向け政策案の概形を組み立てます。また夜には姉妹団体である学生団体KINGや、そのコンテストの参加学生、ご協力企業様と総計300名での懇親会を持ちました。

Day5 -専門家の声を取り入れる


コンサルテーションでは官僚の方々を始めとする、政策のプロをお招きし、チーム毎にフィードバックをいただきました。また、コンサルタントの方々と自由に交流ができるコーヒーブレイクの時間には、夫々のテーブルでざっくばらんに質問や雑談が交わされていました。

Day6 -翌日のプレゼンテーションに向けての戦略策定


予選プレゼンテーションの前日。コンサルテーションで頂いたアドバイスを参考に政策案に最後の詰めをかけます。どのチームも一日中議論に余念がありません。

Day7 -予選プレゼンテーション

いよいよ作り上げてきた政策案を発表します。20チームが5チームずつの4ブロックに分かれ、予選プレゼンテーションに挑みました。1週間かけて練り上げられた政策案はどれも力作揃い。審査は困難を極めましたが、最終的にB、K、N、Tの4チームが決勝への進出を決めました。一方では、惜しくも予選に敗退した悔しさから涙する学生もいました。

各チームは、審査員の方々からフィードバックをいただきました。残りの短い時間の中で決勝進出チームは政策案の最後の調整を、予選敗退チームはリーフレットの作成を行いました。

Day8 -学生たちの熱き8日間、ここに終結

午前中は決勝進出チームが準備をする裏で、予選敗退チームはリーフレット総選挙を行い他のチームの政策案にも触れ、学生同士で改めて意見を交換しました。午後からは遂に決勝プレゼンテーションです。健康政策のスペシャリストを3名審査員としてお招きし、また多くのビジターにもお越しいただきました。


優勝は減塩に注目し実行可能性の高い政策を提示したNチーム!代表荒川より賞金40万円と官庁への政策提言権が授与されました。
各チームの立案した政策案はこちらから御覧ください。

 

また、決勝プレゼンテーションに続き、「人生100年時代の働き方」というテーマで「学生とともに考えるキャリアフォーラム」が開催されました。その後閉会式にて各チームの表彰や弊団体代表荒川恵美が挨拶を行い華々しく本コンテストは幕を閉じました。閉会式の後にエンディングパーティーを行い、参加者・スタッフ関係なくフランクに親睦を深めました。

本コンテストでの出会いや気付きは、参加者学生の人生にとって価値あるものとなるでしょう。
最後になりましたが、参加者の皆様、多くの社会人の皆様に支えられ、無事コンテストを終えることが出来ました。改めて感謝申し上げます。

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